【アーカイブ】【追悼】ニュルマイスター、事故で逝く

なんとも衝撃的なニュースが飛び込んできた。

トヨタのテストドライバーで『マイスター・オブ・ニュルブルクリンク』の異名を持ち、先般発表された、レクサスLFAと言ったスーパーカーや、コンプリートカーのGRMNシリーズ、G’sブランドの立ち上げにも大きな影響力を持っていた、成瀬弘氏がニュルブルクリンク近郊の公道で交通事故で亡くなった。

事故の原因などは、未だ調査中ということであるが、BMWのテストドライバーが事故の相手方で、BMWに2名乗っていたうちの1名は意識不明の重体だという。

成瀬弘氏といえば、私が愛読している『ベスト・カー』などでもおなじみの方で、1969年にトヨタ自動車に入社後、伝説の車「2000GT」をはじめとして、トヨタのスポーツカーの開発にテストドライバーとして、多く貢献。

近年ではトヨタのモータースポーツ活動の一つである、Gazooレーシングを推進し、チーム監督として、ニュルブルクリンク24時間耐久レースの監督も務めていた。

また、今年に入ってからのG’sブランド立ち上げにあたっては、『ベストカー』などに多く登場し、熱意を語ってくれていたが、まさしくこれからという時期だけに、残念でなりません・・・ただただ、ご冥福をお祈りするばかりです。

しかし、『マイスター・オブ・ニュルブルクリンク』の最期の地がニュルブルクリンク近郊の一般道というのも・・・なんとも、神様もヤヤコシイことをしてくれるものである。

兎にも角にも、日本のクルマ界にとっては大きな痛手には違いない。もっともっと、ワクワクするスポーツカーを世に送り出していって欲しかったところだったのだが・・・無念というより仕方がない。いや、一番無念なのはきっとご本人でしょうね・・・

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