初号機&弐号機 環境構築 その4 HDD周り

その3の続き。ホントは、パーティション切ったり、バックアップ関係のソフト探したりしたかったんだが、その前段階としてその3のようにやってたら、時間もかかったし、記事も長くなったので、途中で分けました。

(参考サイト)

パーティションを切ったりする前に、バックアップ&リストアの方法を検討。ファイルシステムはデフォルトの状態でインストールしたので xfs になっている。

調べてると、dump/restore(xfsの場合はxfsdump/xfsrestore)が正統派のやり方、みたいに書いているサイトが多い。が、リストア方法が少々面倒くさい印象だ。

感覚的には、その方法でリストアするくらいなら、環境構築の手順を手元に残しておいて、インストールし直すのと、さほど手間は変わらない印象。手順は少ないんだろうが、インストールディスクとバックアップイメージが別だったり、ブートローダーのインストールが必要だったり、と諸々難易度的に面倒臭そうな感じがする。また、xfsdump の場合、バックアップはパーティションごとに取るような形になるので、システム全体のバックアップを一つのイメージに出来るわけではなさそう。

勉強のためと考えても、xfsdump/xfsrestore だとなかなかに面倒くさい事になりそうだ。

それだったら、Mondo Rescue とか使ったほうが多少は楽かもしれない。Bacula とかもあるけど、そちらは基本的に複数台構成のシステムで使うものみたいだし、バックアップをiso形式にして、DVDに焼いて、というのを考えると Mondo Rescue の方が使い勝手が良いかもしれない。(以前使ったこともあるし。)

が、それ以前の問題として、弐号機の方に空きパーティションがない。幸い、LVMなので、後から容量を減らして空きパーティションを作ることもできそうだ。

1.弐号機のパーティション見直し

論理ボリューム名を確認し、コマンドを叩いていく。

$ sudo lvscan  # 論理ボリュームのスキャン
  ACTIVE            '/dev/centos/root' [50.00 GiB] inherit
  ACTIVE            '/dev/centos/home' [<1.08 TiB] inherit  # ここの容量を減らす
  ACTIVE            '/dev/centos/swap' [7.81 GiB] inherit
$ sudo lvreduce -L -50G /dev/centos/home
  WARNING: Reducing active and open logical volume to 1.03 TiB.
  THIS MAY DESTROY YOUR DATA (filesystem etc.)
Do you really want to reduce centos/home? [y/n]: y # 警告が出るが減らすのでy を入力
$ sudo lvcreate --name backup --size 50GB centos
$ sudo mkfs.xfs /dev/centos/backup
$ sudo mkdir /backup
$ sudo mount -t xfs /dev/centos/backup /backup
$ sudo vi /etc/fstab  # 起動時に自動でマウントされるように設定ファイルに追記
----

で良いはずなのだが、これでマシンを再起動すると、エマージェンシーモードでしか起動しなくなった。SELinuxを切ってもダメ。何がマズかったんやろ。

あとで調べてみると、どうやらパーティションの縮小をする前には、

  1. マウント解除(umount)
  2. ファイルシステムのチェック(fsck)
  3. ファイルシステムの縮小(resize2fs)
  4. パーティションの縮小(lvreduce)

と手順を踏まんとマズイっぽい。

 

2.初号機のパーティション追加

まずは、/dev/sda をバックアップ用領域としてパーティションを切っていく。

$ sudo fdisk /dev/sda
コマンド (m でヘルプ): d  # d で既存パーティションを削除
Selected partition 1
Partition 1 is deleted
コマンド (m でヘルプ): w  # w で変更を確定
パーティションテーブルは変更されました!

ioctl() を呼び出してパーティションテーブルを再読込みします。
ディスクを同期しています。
$ sudo fdisk /dev/sda
コマンド (m でヘルプ): n
Partition type:
   p   primary (0 primary, 0 extended, 4 free)
   e   extended
Select (default p): p
パーティション番号 (1-4, default 1): 1
最初 sector (2048-625140334, 初期値 2048): 2048
Last sector, +sectors or +size{K,M,G} (2048-625140334, 初期値 625140334): 625140334
Partition 1 of type Extended and of size 298.1 GiB is set

コマンド (m でヘルプ): w
パーティションテーブルは変更されました!

ioctl() を呼び出してパーティションテーブルを再読込みします。
ディスクを同期しています。
$ sudo mkfs.xfs -f /dev/sda1
$ sudo mkdir /backup && sudo chown hoge:hoge /backup  # /backup でマウントポイント作成
$ sudo mount /dev/sda1 /backup  # マウント
$ sudo vi /etc/fstab
----
  /dev/sda1 /backup xfs defaults 0 0  # 追記
----
$ shutdown -r now
(再起動後)
$ df
ファイルシス            1K-ブロック    使用    使用可 使用% マウント位置
/dev/mapper/centos-root    52403200 1253968  51149232    3% /
devtmpfs                    2008864       0   2008864    0% /dev
tmpfs                       2022128       0   2022128    0% /dev/shm
tmpfs                       2022128    8996   2013132    1% /run
tmpfs                       2022128       0   2022128    0% /sys/fs/cgroup
/dev/sda1                 312416520   32992 312383528    1% /backup  # ちゃんとマウントされてる
/dev/sdb1                   1038336  171912    866424   17% /boot
/dev/mapper/centos-home    67452744   33112  67419632    1% /home
tmpfs                        404428       0    404428    0% /run/user/1000

オッケー。ひとまず、sdaはうまく行った。

・・・けど、弐号機のときにでていた、「systemd-readahead[1932]: Failed to rename readahead file: Permission denied」というメッセージが実機のコンソールの方にでていた。気になる・・・

まあ、エマージェンシーモードになっているわけでもないし、新しいパーティションでファイルの読み書きも出来ているようなので、次に進む。

次は、sdc~sdeの3台。以前にRAIDを組んでいたので、少々ややこしい。まずはRAIDのメタデータを消してやらんといかんらしい。

参考

  • https://www.na3.jp/entry/20120817/p1
  • http://www.maruko2.com/mw/CentOS%E3%81%A7%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2RAID%E3%81%AE%E6%A7%8B%E7%AF%89

 

mdadm コマンド使ってね、ということらしいが、入っていないようなので、インストールから。

$ sudo yum install -y mdadm
$ sudo mdadm --misc --stop /dev/md127  # デバイス名は実際のものに合わせる
$ sudo mdadm --zero-superblock /dev/sdc1 /dev/sdd1 /dev/sde1
$ lsblk -lf
NAME        FSTYPE      LABEL UUID                                   MOUNTPOINT
sda
sda1        xfs               78987853-44c9-4205-a8ff-41d9d5cbadcd   /backup
sdb
sdb1        xfs               8f868fa5-00a3-4ea7-a9b7-35761a1b440a   /boot
sdb2        LVM2_member       QE7K09-CV31-Kd1a-3hx8-VzeJ-i2TL-3CfTiV
centos-root xfs               12b8166e-c965-4dbb-bc79-697ba0892669   /
centos-swap swap              c5f3a2af-c154-44be-80a3-5361dcf97965   [SWAP]
centos-home xfs               c9ce6c07-3503-446a-aa86-6d256e13ed47   /home
sdc
sdc1
sdd
sdd1
sde
sde1
sr0
# sdc ~ sde の情報から、「linux_raid_member」という情報が消えた

sdc~sdeの3台は、lvm化して、一つにまとめたい。構成するディスクが壊れたときが問題だが、これは定期的にバックアップ取るということにして、RAIDにはしない。

$ sudo pvcreate /dev/sdc1
  Physical volume "/dev/sdc1" successfully created.
$ sudo pvcreate /dev/sdd1
  Physical volume "/dev/sdd1" successfully created.
$ sudo pvcreate /dev/sde1
  Physical volume "/dev/sde1" successfully created.
$ sudo vgcreate lvg-data1 /dev/sdc1 /dev/sdd1 /dev/sde1
  Volume group "lvg-data1" successfully created
$ sudo lvcreate --name exdata -l 100%FREE lvg-data1
$ sudo mkfs.xfs /dev/lvg-data1/exdata
$ sudo mount /dev/lvg-data1/exdata /exdata # マウント 
$ sudo vi /etc/fstab 
----
 /dev/lvg-data1/exdata /exdata xfs defaults 0 0 # 追記 
----
$ shutdown -r now
(再起動後)
$ df
ファイルシス                  1K-ブロック    使用     使用可 使用% マウント位置
/dev/mapper/centos-root          52403200 1255252   51147948    3% /
devtmpfs                          2008864       0    2008864    0% /dev
tmpfs                             2022128       0    2022128    0% /dev/shm
tmpfs                             2022128    9008    2013120    1% /run
tmpfs                             2022128       0    2022128    0% /sys/fs/cgroup
/dev/sdb1                         1038336  171912     866424   17% /boot
/dev/sda1                       312416520   32996  312383524    1% /backup
/dev/mapper/centos-home          67452744   33112   67419632    1% /home
/dev/mapper/lvg--data1-exdata  2928839412   33040 2928806372    1% /exdata
tmpfs                              404428       0     404428    0% /run/user/1000

これで、初号機の方は無事にディスクの増設が完了した。

やっぱり、弐号機は容量の減らし方の問題だったのかも。とりあえず、インストールし直しか・・・

 

 

 

 

 

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