前回の手順で、バックアップを取得するところまで出来たので、今度はリストアをしてみる。
いきなり実機にリストアする勇気はないので、isoをWindows機にコピーしてきて、仮想マシン(VirtualBox)で試してみる。
ただ、仮想マシンだとハードウェアの構成が違うので、autoでリストアは出来ず、いろいろと設定を変える必要がある。
1.VirtualBoxの設定
1.1.VirtualBoxを起動し、仮想マシンを新規作成
タイプは「Linux」、バージョンは「Linux 2.6 / 3.x / 4.x (64-bit)」を選択し、次へ。
メモリーサイズは実機に合わせたいところだが、変えてもうまくいくかどうか見たいので、デフォルトの1024MBのままで。
仮想ハードディスクを作っていく。ハードディスクのタイプもデフォルトで。可変or固定は「可変」で。容量も実機の容量は無視して、20GBで作ってみる。
ここまで設定すると、一旦VirtualBoxマネージャーの画面に戻る。
2.isoをセットし、仮想マシン起動。
新規で作った仮想マシンの「光学ドライブ」にバックアップしたisoファイルを指定して、マシンを起動する。
起動すると、下記のような画面が出てくる。
Enterで先に進むと、下記のような画面になる。Interactivelyを選んで次に進む。
メディアの種類を聞かれるので、「DVD disks」を選ぶ。
デバイスとマウントポイントの対応が画面に出てくる。多分失敗するだろうけど、そのままOKで進んでみる。
案の定、エラーになりました。
やっぱり、構成の違う環境にリストアしようと思うと、一筋縄では行きませんね。
結局、リカバリ時に手動でパーティション切ったりしないといけないんだったら、クリーンインストールして、手順書に沿って環境作り直したほうが楽なような気がしてきた。
あとで、実機の方にもリストアしてみた。そちらはハードウェアの構成はなんもいじってないので、すんなりリストア出来た。
ただし、SELinuxをonにしたままバックアップを取っていたので、リストア後の環境で、以下の対応が必要だった。
参考:http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/OSD/pc/bd/products/software/oss/files/MondoRescue.pdf
- ブートオプションに enforcing=0 を追記して起動。
- # fixfiles restore コマンドでラベルの張替え
- 後付ディスクに作った/exdata 内のファイルをバックアップ対象から外していたので、その中の復元(パーティションのマウント自体はされていた。除外と言ってもあくまでも中身が除外されるだけのようだ。)