1. パッケージの導入
ひとまず、以下のパッケージを導入。
- Cloud Sync:Dropboxなどのクラウドとファイルを同期する
- Synology Drive Server:PCのファイルバックアップを取得するのに使用
- ログセンター:NASのシステムログを閲覧しやすくするために使用
- Note Station:Windows PC / Mac / スマホ 間で共通のメモアプリとして使用
- Universal Search:これはデフォルトで入っている。NAS内検索用
- Synology アプリケーションサービス:Synology Driveの依存パッケージとして入るもの
- Node.js v12:これもSynology Driveの依存パッケージとして入る
- ストレージアナライザー:フォルダ単位でのディスク使用量を確認するのに使用
- OAuth Service:デフォルトで入っている。
- File Station:デフォルトで入っている。
2. 各種設定
2.1. コントロールパネル
- ファイルサービス
- SMB/AFP/NFS
- SMBだけ有効にしておく。AFPはTimeMachine使うときに必要。NFSはLinuxからマウントしたいときに必要。
- SMB/AFP/NFS
- 共有フォルダ
- 必要に応じて共有フォルダを設定。
- QuickConnect
- 有効化
- 外部アクセス
- DDNSの追加
- ルーターの設定は、eo光のレンタルルーターだとDSMからは設定できない模様なので、ポート開けはルーターの管理画面から別途行う。
- セキュリティ
- ファイアウォール:有効化
- 保護:DoS保護の有効化
- LANポートを2つとも使ったので、それぞれで保護する
- アカウント
- アカウント保護を有効化
- 詳細
- HTTP圧縮を有効化
- 情報センター
- サービス
- 使ってないサービスはFWも通過させない
- サービス
2.2. ルーターのポートマッピング
eo光のレンタルルーターだと、DSMからの設定ができないので、ルーターの管理画面から必要なポートマッピングを行い。
ひとまず、DSMとNote Stationで使うポートを開けておく。
3. ファイル・データの移行
3.1. Note Station のデータ移行
メモの内容は、ファイルにエクスポートできるので、DS418jのNote Stationに書き溜めたメモをエクスポートし、DS918+のNote Stationにインポート。
インポートできたら、PC/スマホのそれぞれのアプリから、リンクを設定し直して完了。
3.2. ファイルの移行
DS918+の FileStation から DS418jの共有フォルダをマウントし、ディレクトリごとにコピー。
コピー開始は2020/11/24の夕方から。一通り完了したのが、11/27。
3.3. Cloud Sync
現状、Google Drive、One Drive、Dropbox とクラウドを使ってるので、そのバックアップを取る。
Cloud Sync を使うと、非常に楽なので、DS418jでも使ってた機能。
Sync というだけあって、基本は「同期」なんで、デフォルトではクラウドサービスとSynology NASの双方向同期だが、あくまでもバックアップなんで、クラウド→NASの一方通行にし、クラウド側で削除したファイルをNAS側では消さない設定にしている。
4. DS418j のバックアップ機への変更
4.1. DS418jの初期化
一通り、データを移し終わったところで、DS418j は初期化。コンパネから初期化できるので、そこから初期化を行った。
その際に、やっぱりパリティ整合性チェックは走るので、11/28 の夕方に初期化を開始して、11/29に完了。
4.2. DS918+ → DS418j へHyperBackup
ゆくゆくはこれをリモートで行う予定だが、初回のバックアップをインターネット経由で行ってしまうと、何日かかるかわからんので、初回はLAN内で実行。
11/29の日中に開始して、11/30の午前中に完了だから、数TBあると相当かかる。
ただ、この時点で、事務所PC→DS918+へのバックアップが完了していなかったので、もう一回HyperBackupを回してから、DS418jを自宅に持って帰ることにする。
4.3. 事務所PC→DS918+へバックアップ
最初は、Synology Drive を使ってバックアップをしようとしていたが、非常に遅いし、特定のファイルが「準備中」から進まなくなってしまう事象にもあたり、一向に進まない。
ということで、調べてみたら、DS918+ の場合、Btrfs でボリュームを作っていると、Active Backup for Business というのが使える模様。
自宅を出る前の8時半ごろにはじめて、お昼過ぎには終わっていたので、Synology Driveを使うのに比べるとずいぶん速い。
Active Backupはちょっとリストア画面が特殊で、Synology NAS上の専用ページ(Active Backup ポータル)にアクセスしてから、リストアの操作を行うようになっている。
一応、ファイル・ディレクトリ単位でのリストアも出来るようなので、実用上は特に問題無さそうだが、Synology Drive でバックアップとったときのように、普通にWindowsのエクスプローラーからファイルを探す、ということは出来ないので、そこがちょっとだけ面倒かも。
それでも、Synology Driveの単純ファイルコピーより圧倒的にバックアップ時間が短く済むメリットはでかい。
また、Active Backupだと、システム起動ディスクも作れるようなので、それが使えるようだと、Acronis True Image もいらなくなるかも。(サブスクじゃなくて買い切りソフトなんで、そのままでも支障ないのだが。)
非常に時間はかかったが、DS418j からのデータ移行、DS418j の初期化、DS918+ → DS418j への初回バックアップも完了したので、これでDS418j を自宅に持ち帰れる状態になった。