Synology DS918+ セットアップ

1. パッケージの導入

ひとまず、以下のパッケージを導入。

  • Cloud Sync:Dropboxなどのクラウドとファイルを同期する
  • Synology Drive Server:PCのファイルバックアップを取得するのに使用
  • ログセンター:NASのシステムログを閲覧しやすくするために使用
  • Note Station:Windows PC / Mac / スマホ 間で共通のメモアプリとして使用
  • Universal Search:これはデフォルトで入っている。NAS内検索用
  • Synology アプリケーションサービス:Synology Driveの依存パッケージとして入るもの
  • Node.js v12:これもSynology Driveの依存パッケージとして入る
  • ストレージアナライザー:フォルダ単位でのディスク使用量を確認するのに使用
  • OAuth Service:デフォルトで入っている。
  • File Station:デフォルトで入っている。

2. 各種設定

2.1. コントロールパネル

  • ファイルサービス
    • SMB/AFP/NFS
      • SMBだけ有効にしておく。AFPはTimeMachine使うときに必要。NFSはLinuxからマウントしたいときに必要。
  • 共有フォルダ
    • 必要に応じて共有フォルダを設定。
  • QuickConnect
    • 有効化
  • 外部アクセス
    • DDNSの追加
    • ルーターの設定は、eo光のレンタルルーターだとDSMからは設定できない模様なので、ポート開けはルーターの管理画面から別途行う。
  • セキュリティ
    • ファイアウォール:有効化
    • 保護:DoS保護の有効化
      • LANポートを2つとも使ったので、それぞれで保護する
    • アカウント
      • アカウント保護を有効化
    • 詳細
      • HTTP圧縮を有効化
  • 情報センター
    • サービス
      • 使ってないサービスはFWも通過させない

2.2. ルーターのポートマッピング

eo光のレンタルルーターだと、DSMからの設定ができないので、ルーターの管理画面から必要なポートマッピングを行い。

ひとまず、DSMとNote Stationで使うポートを開けておく。

3. ファイル・データの移行

3.1. Note Station のデータ移行

メモの内容は、ファイルにエクスポートできるので、DS418jのNote Stationに書き溜めたメモをエクスポートし、DS918+のNote Stationにインポート。

インポートできたら、PC/スマホのそれぞれのアプリから、リンクを設定し直して完了。

3.2. ファイルの移行

DS918+の FileStation から DS418jの共有フォルダをマウントし、ディレクトリごとにコピー。

コピー開始は2020/11/24の夕方から。一通り完了したのが、11/27。

3.3. Cloud Sync

現状、Google Drive、One Drive、Dropbox とクラウドを使ってるので、そのバックアップを取る。

Cloud Sync を使うと、非常に楽なので、DS418jでも使ってた機能。

Sync というだけあって、基本は「同期」なんで、デフォルトではクラウドサービスとSynology NASの双方向同期だが、あくまでもバックアップなんで、クラウド→NASの一方通行にし、クラウド側で削除したファイルをNAS側では消さない設定にしている。

4. DS418j のバックアップ機への変更

4.1. DS418jの初期化

一通り、データを移し終わったところで、DS418j は初期化。コンパネから初期化できるので、そこから初期化を行った。

その際に、やっぱりパリティ整合性チェックは走るので、11/28 の夕方に初期化を開始して、11/29に完了。

4.2. DS918+ → DS418j へHyperBackup

ゆくゆくはこれをリモートで行う予定だが、初回のバックアップをインターネット経由で行ってしまうと、何日かかるかわからんので、初回はLAN内で実行。

11/29の日中に開始して、11/30の午前中に完了だから、数TBあると相当かかる。

ただ、この時点で、事務所PC→DS918+へのバックアップが完了していなかったので、もう一回HyperBackupを回してから、DS418jを自宅に持って帰ることにする。

4.3. 事務所PC→DS918+へバックアップ

最初は、Synology Drive を使ってバックアップをしようとしていたが、非常に遅いし、特定のファイルが「準備中」から進まなくなってしまう事象にもあたり、一向に進まない。

ということで、調べてみたら、DS918+ の場合、Btrfs でボリュームを作っていると、Active Backup for Business というのが使える模様。

自宅を出る前の8時半ごろにはじめて、お昼過ぎには終わっていたので、Synology Driveを使うのに比べるとずいぶん速い。

Active Backupはちょっとリストア画面が特殊で、Synology NAS上の専用ページ(Active Backup ポータル)にアクセスしてから、リストアの操作を行うようになっている。

一応、ファイル・ディレクトリ単位でのリストアも出来るようなので、実用上は特に問題無さそうだが、Synology Drive でバックアップとったときのように、普通にWindowsのエクスプローラーからファイルを探す、ということは出来ないので、そこがちょっとだけ面倒かも。

それでも、Synology Driveの単純ファイルコピーより圧倒的にバックアップ時間が短く済むメリットはでかい。

また、Active Backupだと、システム起動ディスクも作れるようなので、それが使えるようだと、Acronis True Image もいらなくなるかも。(サブスクじゃなくて買い切りソフトなんで、そのままでも支障ないのだが。)


非常に時間はかかったが、DS418j からのデータ移行、DS418j の初期化、DS918+ → DS418j への初回バックアップも完了したので、これでDS418j を自宅に持ち帰れる状態になった。

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