自宅用にと思っていたNASは、結局事務所に持っていって、そこで構築することにした。
導入したのは、Synology DS418j にした。2ベイでは拡張性が物足りないが、418や418playのようなメディア機能はいらない。他のメーカーのだと、RAIDは使えるが、SHRほど柔軟じゃない、ってことで、このモデルにした。
組み立てはいたって簡単。製品に添付のマニュアルは最低限しか書いてないが、組み立てて電源入れるまでなら、必要十分。
設定とかはSynologyのサイトにあるマニュアルを参照していく。
基本的にウィザードに沿って進めていけば大丈夫。
HDDの構成は、3.5インチの4TB×2でスタート。自動的にSHRでRAID構成が組まれて、2台構成なので現状はRAID1と同等。
DSMの更新は、通知のみとし、推奨パッケージもスキップして進める。
共有フォルダはデータ用と、メインPCのバックアップ用をひとまず作成し、「Cloud Station Server」のパッケージを導入。これと、クライアント側に「Cloud Station Backup」をインストールしてみた。
これで、従来はPCにバックアップ用のHDDを置き、そこにAcronisでバックアップを取っていたが、それの代替になりそうか、しばらく運用して検証してみる。
あとは、バックアップ用HDDにおいていたファイルや、外付けHDDにおいていたファイルをNASに移してみよう。
それが出来たら、外付けHDDは自宅に持ち帰り、バックアップ用HDDは取り外してNASの3台目HDDとして追加出来る。
あ、各種クラウドストレージのバックアップもNASのに取っておくか。「Cloud Sync」のパッケージでそれが出来るようだ。
もっとも、クラウドストレージのデータは、そもそもが「クラウド上」、「ローカルPC」で冗長化されている訳なので、更にバックアップがいるかと言われると微妙だが。
帰宅後、MBPからNASに接続できるか確認してみたところ、接続も問題なし。
- https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/115007918548-Mac%E3%81%A7%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%92%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95
- https://www.synology.com/ja-jp/knowledgebase/DSM/tutorial/File_Sharing/How_to_access_files_on_Synology_NAS_with_WebDAV
このあたりの情報を参考に、ブラウザ経由だけではなく、WebDav経由でNASをインターネット越しにマウントできるかどうかも試してみた。
ただし、レスポンスはすこぶる遅い。
自宅の回線が遅いSoftbank Airという点、事務所もあくまでも家庭向けのSoftbank 光でしか無いので、外からのアクセスのパフォーマンスが出るかどうか疑問な点、などなど、ボトルネックになりそうな箇所はいろいろある。
が、イザというときに、速度はともあれ、事務所にあるデータにアクセスできるのは大きい。
これならば、MBPからOneDriveのアプリは削除できる・・・かも。