【アーカイブ】乗りつぶし日記 その27 ~18切符山陰ツアー 1日目~

2008.3.25 18切符紀行1日目

さて、18切符弾丸ツアーの開幕である。前回は紀伊半島を一周したが、今度は山陰を歴訪する旅とした。

まずはJR宇治駅に向かうが、バスの遅延で散々懲りたので、かなり早めの移動を行った。結果、今回は予定より早く、9:19の列車にのって、まずは京都駅へ。
京都駅では最南端奈良線ホームから、最北端山陰線ホームへ乗り換え。乗車したのは10:06発の園部行き快速列車。車両は113系だったが、最近は山陰線にも211系が結構進出している。

山陰線目下複線化工事が各所で進行中。京都~園部間の複線化は2010年春の完成予定だそうだ。
現状でも部分的には複線化されているが、やっぱりぶつ切りでは信号所が増えたくらいの効果しかないので、根本的なダイヤの改善は苦しい。亀岡方面から京都市内への通勤需要もあるのだが、京都駅に向かう各線と比べるとやはり列車本数の少なさは否めない。
奈良線単線区間が多いが、こっちは近鉄京阪といった競合路線で結果オーライになっているが、嵯峨野線競合路線がない。

もっとも、そのために保津峡の渓谷美観光列車でしか楽しめなくなってしまったので、残念な面もあるが・・・

園部からは2両編成のワンマンカー。ただ京都発の列車からの接続は良好で、そのせいもあってかかなりの乗車率。ここでも車両は113系であ る。ここからの車窓は山林ばかりで気づかなかったが、いつも間にやら分水嶺を越えていて、和知あたりでは川の流れは北へ。(たぶん由良川?)

福知山へは12:16到着。駅前で昼食でもとろうと思ったが、思いのほか店がない。(なぜかSLが静態保存されていたが・・・)結局エキ中のコンビニで弁当を買ってホームで列車を眺めながらの食事。その間にKTRの看板車両、タンゴエクスプローラーと出会うことができた。

福知山は13:06出発。これまた113系。この列車もそうだったが、春休みという事もあって、乗客はかなり多かった。
ここからの車窓も山林続きで、腹もふくれていたせいでウトウト・・・気づくと豊岡に到着。そこで多くの乗客が入れ替わった。
豊岡からは車窓が一変。入り江か?と思うほど穏やかな円山川に添って城崎温泉まで走る。だが、この円山川、2004年には大規模な氾濫で大きな被害を出している。私が見たときはそれを忘れ去れるほど穏やかだったのだが・・・

そんなこんなで城崎温泉到着。電化区間はここまでで、ここからはディーゼルカーへと乗り換えになる。色は塗り替えられているが車両は古いキハ47。これで餘部鉄橋を目指す。

城崎温泉を出るころには生憎の曇り空。竹野を過ぎてやっと日本海が見え始める。春休みという事もあってか、私のような18切符組も目立ち、車内からカメラを構える姿もちらほら。

15:40に餘部駅到着。何の変哲もない無人駅だが、近畿の駅百選に選ばれているらしい。
結構な坂道を降りて集落まで降りると、写真の販売やスタンプを押せる小屋があった。ただし、こちらも無人。
こういったところにありがちなメッセージ帳にいちおう一言したため、四季の餘部鉄橋が収められたカレンダーを購入。16:17の豊岡行き列車をカメラに収めるのが目的だったのだが、雨も激しくなり、時間まで小屋で待機することに。
私以外にも数組の鉄道ファンが、同じように列車を待っていたが、やはり日帰りで豊岡行きにのって大阪方面に帰る方が多いようだ。
私はそのまま鳥取に向かうので、16:17の豊岡行きの渡橋シーンをひとしきりカメラに収めてから駅へと戻る。それにしても、すごい坂である。駅から集落を往復するだけでも結構ないい運動になる。


餘部からは浜坂乗換えで、今晩の宿、鳥取へと向かう。しばし山間を走るが、東浜付近は海岸沿い。しかし、今日の日本海は天気以上に大荒れである。

豊岡鳥取間旧型気動車のオンパレード。浜坂で乗ったのも、キハ47+33の2両編成。

鳥取では「ホテル モナーク」というビジネスホテルに泊まる。ビジネスながら、天然温泉の大浴場を備えた宿である。

今晩は、ホテル近くの焼き鳥屋で、鶏と地酒に舌鼓を打ち、天然温泉を浴びてから眠りについた・・・・

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