【アーカイブ】乗りつぶし日記 その20 ~18切符ツアー@岡山~

さて、2月に入ってからはぎっくり腰で苦しんでいたのだが、ようやく快方に向かってきた。

ってことで、書きそびれていた『乗りつぶし日記』を久々にアップしようと思う。

昨年末に購入した青春18切符が1日分だけ余っていたので、それを利用したものである。

2008.1.17 18切符日帰りツアー@岡山

この日は9:10に家を出た。今回はあまり詳細な予定は決めておらず『とりあえず岡山辺りなら、日帰りで余裕でいけるだろう』ってなノリです。

例によって、最寄のバス停まで歩いて、そこからJR宇治駅へ行こうという算段だ。

一応、その時間帯であれば、バスは9:139:27とあるのだが、どうせ9:13が遅れるから、そいつに乗れるだろうと踏んだのだが・・・ (ってか、昨年末の18切符ツアーで痛い目見てます。) こんなときに限って、定刻の2~3分遅れでバスが到着。むなしく私の視界から去って行った・・・こういうのがあるから、路線バスって嫌いです。 もしかしたら9:13の前のバスだったのかもしれませんが。

仕方ないので、今回は近鉄大久保から京都に向かい、そこで18切符ツアーをスタートすることにした。

この時間帯の近鉄線、結構学生が多く通勤ラッシュ並みの混雑でした。 近鉄電車に乗り込むや否や、雪が降り始めた。京都市内に入るころには本降りに。なんだか波乱の予感である。

今回の目的地は岡山ということで、京都からはひとまず姫路行きの新快速に乗り込む。京都から姫路まではデータイムで15分毎。今回は10:00発の姫路行きを待つことになった。

・・・が、この日は朝に湖西線で人身事故があったらしく、10:00発の新快速が3分ほど遅れるとのアナウンス。間の悪いことに10:00の新快速湖西線周りだったようだ。

しかし、程なくして到着した列車を見る限り、どう見ても『京都始発』の雰囲気。車内が空っぽなのである。おそらく、本来の列車が相当遅れていたのだろう、推測の域は出ないが、遅れの酷さを見て、予備車を持ってきて京都始発ということにしたのだろう。

まあ、結果オーライで、時間が遅れたのは先々の乗換えを考えると痛いが、京都から座れるのは想定外だったので、ちょっと得した気分である。当然ながら、海側の席をキープした。 大阪神戸と大都市を通り抜け、須磨辺りからは瀬戸内海が非常に良く見える。

ヤッパリ瀬戸内海は穏やかで船も多い。舞子辺りでは淡路島も目前に見え、瀬戸内の車窓明石手前の朝霧辺りまで楽しむことが出来た。明石以降は線路は内陸に移り、オーシャンビューはお預けとなってしまった。

さて、今回の目的地は岡山なのだが、姫路から先は山陽本線経由赤穂線経由がある。ケータイで時刻表サイトを眺めながら思案したが、姫路駅でも約3分の乗り継ぎ時間で播州赤穂行きがあるし、ヤッパリ海が見たいってことで、海に近い方を走る赤穂線を往路のルートに選んだ。 乗り換え時間3分ってのが気にはなったが、おそらく同一ホームでの乗り換えのはずなので、問題ないだろうと思っていたのだが・・・ こんなところで、京都でのダイヤの乱れの影響が出たのか、予定が変更になり、姫路で階段ダッシュする羽目になっちゃいました。まあ、2008年はダイエットを目標にしているので、いい運動になったといえますが・・・

ここでちょっと意外だったのが、乗り込んだ播州赤穂行きが223系だったこと。223系は基本的に、東海道・山陽線新快速快速の運用がメインなので、この辺りのローカル運用は113・115系辺りと思っていたで、ちょっと得した気分である。

さて、山陽本線赤穂線姫路からしばらく西に行った相生駅で分岐する。山陽本線複線だが急カーブを描いて山中へ、赤穂線単線だが、そのまま直進といった線形を描いている。赤穂線は直線も多いのだが、その分トンネルも多い。

播州赤穂へは12:08に到着。次の岡山方面行きまでは30分ほど時間があったので、いったん改札を出た。 その改札前には『塩の町・赤穂』をアピールするような、『ソルトアート』が展示されていた。また、駅前の土産物屋でも塩関連の土産が多かった。

さて、播州赤穂からは12:38発の備中高梁行きに乗り込んで岡山へ向かうのだが、この辺りは赤穂線伯備線が一体の運用となっているようで、播州赤穂駅の時刻表を見てもデータイムは岡山を通り抜けて伯備線方面へ向かうダイヤへとなっている。

なお、列車の方は213系オール転換クロスシート車。12:10頃には入線していたので、温かいドリンクを持って早めに乗り込んだのだが、この車両はドアの開閉ボタンも無く、手動で開け閉めできるようにもなっていないため、停車中のドアは開きっぱなしで正直寒かったのが難点だった。

ところで、赤穂線を往路に選んだのは海を見たかったからだが、姫路を出てから播州赤穂までは海は見えていない。

確か『鉄道DATAファイル』だったか、この先の日生駅が海に面した駅になっていることが紹介されていたので、結構沿線でも海が望めると期待していたのだが・・・

確かに、紹介されていた通り、日生駅は本当に海の目の前で、小豆島など瀬戸内の島々へ向かう船舶の乗り場も見えるのだが、赤穂線で海が見えるのは日生駅の周辺だけで、思いのほか内陸を走る。

しかしながら、沿線には歴史の古い町が多いようで、伊部は備前焼の里長船は日本刀で名高い町と観光スポットは数多い。

岡山の到着は14:00ごろ。地下街でランチを取り、岡山電気軌道に乗り込む。

岡山に来た目的の一つが、この岡電新世代の低床路面電車”momo”に乗ることだったのだが・・・ なんと、木曜日は運休日!crying

まあ、あとでHP見たら運行案内もあったので、下調べくらいしておけばよかったのですが・・・反省。一応、車庫にいるところを見れたのでよしとしましょ。

ちなみに、この岡電。完全な併用軌道の路面電車に見えるが、基本的に線路に車は入れないようになっているので、渋滞などの影響は殆ど受けないようになっているし、何よりも本数が非常に多いのも良いところ。あと、初乗り100円で終点まで乗っても140円と安いのも魅力ですね。

岡電を一通り乗った後は、その沿線にある岡山名勝・岡山城後楽園を見物。別名『烏城』とも呼ばれ、黒い外観が特徴的な岡山城日本三大名園の一つ後楽園ともに平日の夕方近くということもあって、さすがに観光客はまばら。

まあ、もう少し見るところもあったんですが、あんまり帰るが遅くなるのも嫌だったので、暗くなる前に岡山を出ることにしました。 当然、帰りは山陽本線経由で帰りました。 が、帰宅ラッシュ四国方面からの行楽帰りの乗客と重なってしまい、姫路まではかなりの混雑でした。

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