【アーカイブ】乗りつぶし日記 その56 ~倉敷遠征 1日目~

2012.9.8

今回の18切符旅行は岡山周辺を乗りつぶす。

まずはバスで京都駅に向かい、8:59の新快速で一気に姫路へ。

案の定、一番前に並んでいても座れず、新大阪でかろうじて座れた。

 

うたた寝しつつ姫路へ。久しぶりに姫路駅へ来たが、リニューアルが完了し随分キレイな駅へ変貌していた。

コンコースを経由し、姫新線ホームへ。

待っていたのは、新顔のキハ122+127の2連ワンマンカー。デザインは223や125に似ていて、内装は125型に近い。まずはこれで播磨新宮まで向かう。

エンジンを唸らせて発車。結構スピードも出ている。随分路盤も改良されているようで、それも効いているのか。

確か、兵庫県も支援して高速化プロジェクトを行っていたとか。

 

姫路を出てすぐは、流石にローカル然とした雰囲気はなく、マンションなども目立つ。流石に姫路を離れるにしたがい、高いマンションこそ減るが、播磨高岡、余部あたりまでは住宅街で、余部折り返しも多いことを考えると、このあたりまでは姫路の都市圏といったところか。

実際、呼べをすぎると一気に住宅も減り、姫新線の車庫も見える。

しばらく走ると、車窓は山の中へ。抜けて開けたところで本竜野に到着。「本」竜野と言うくらいなので、このあたりが、たつの市の中心部なのだろうか。

 

この先もしばらくは盆地の中の田畑と住宅の間を抜けて走り、東觜崎、播磨新宮と進んでいく。この列車は播磨新宮止まりなのでここで乗り換え。

 

姫新線の姫路~播磨新宮の間は日中30分毎とそれなりに列車は走っているが、此処から先は1日数本というレベルに一気に減ってしまう。

とりあえず、次は播磨新宮で30分待って上月行に乗り、作用まで移動する。

 

播磨新宮の駅は2面3線。橋上駅舎の立派な駅だが、いわゆるエキナカには売店のたぐいはない。駅前に小さなコンビニらしき店があるくらい。

乗ってきた列車は折り返し姫路行となるのだが、それの発車と合わせるように、作用方面からのキハ122の単行列車が到着し、これがそのまま折り返し上月行となる。

車内で待っていると、姫路からの列車も到着。大半の乗客が上月行になだれ込んできた。

姫路で一本後の列車でも良かったことになるが、待ち合わせ1分だし、この状況を見る限り座れないだろうから、1本前で余裕を見て正解か。

 

播磨新宮を出ると、山間の田園風景。それに似つかわしくなく、車内は人でいっぱい。みんなどこ行くんや??

 

そのまま作用に到着し、かなりの客が降りて駅の外へと出た模様。確かに駅前にそれなりに住宅は多いが、乗客がジモティーばっかりのようには見えなかったのだが・・・

一応、作用の駅前には小さな商店や「ホルモンうどん」ののぼりを出す店が見える。ただ、ホルモンうどんならこの先の津山のほうが有名だし、私はそちらでホルモンうどんを頂く予定。

なお、作用は智頭急行との接続駅。路線図をみる限り交差しているのだが、レール自体はつながっていない模様。

 

ホームで待っているが、9月上旬というのに結構涼しくて快適。京阪神はこの日もかなり蒸し暑いはずなのだが、作用は標高もそれなりにあるのだろうか?確かに、別荘のたぐいも多いエリアとは聞くが。

 

さて、次に乗る津山行きの発車20分前となり、ホームにも人が多くなってきた。どうも席取り競争になりそう。

発車10分前にやってきたのは、キハ120の単行列車。一部ファンには「気動車版2×4」などという有難くない愛称をつけられている車両である。

同じキハ120でも関西本線あたりで走っているのはロングシート主体だが、ここで走っているタイプにはボックス席もある。が、4つしかない。

 

作用を出ると、しばし川と並走する。数年前に水害に見舞われた作用の街だが、真新しい堤防が水害の爪痕を思わせる。

 

しばし走って上月へ。作用まで乗ってきた列車はここまで来たので、この駅で乗り換えるてもあったのだが、車内を見る限り、始発の作用で乗り換えて正解だったようだ。

上月でも大量の乗客が乗ってきた。雰囲気的には大学のサークルか?

 

列車は中国山地の中をぬって西進するが、とにかく遅い。兵庫県内の作用までは高速化対応済みで、結構スピードも出していたが、上月を出て、岡山県内に入ると徐行運転に近いスピードまで落とすところがちらほらある。(あとで知ったが、JR西日本名物の「必殺徐行」と、一部ファンには呼ばれているようだ)

 

正直、車窓的にも余りハイライトと言うか、興味をそそられる車窓でもなかったので、眠気との戦いになってしまい、1時間ほど眠気とバトルしているうちに、津山へ到着。

クルマ社会の現れか、津山の駅前は栄えている感じはなく、川を挟んで津山城のあるエリアのほうが賑わっているようだ。大きな天満屋も見える。

 

せっかく津山に寄ったので、「ホルモンうどん」を頂く。ランチタイムはとっくに過ぎているので、駅近くの店はほぼしまっており、空いていたのは津山城近くの観光センター内にある店くらい。

「よし乃」という店だが、ホルモンうどん単品で850円。鉄鍋(陶板?)で焼きながらアツアツを食べられるのはポイントが高い。

ホルモンもちゃんと美味しいし、焼きながらなので味噌ダレが香ばしい。私には少々味が濃かったが、十分満足できた。

すきやきの〆うどんよろしく、タマゴを絡めて食べるのも美味しいかも。

 

歩いて津山駅に戻ると、乗る列車は入線済み。今度もキハ120の単行。向かいのホームにはキハ47の津山線 岡山行もスタンバイ。津山線もそのうち乗りつぶしておきたいものだ。

 

津山からは蒜山高原の麓を抜けて、新見経由で倉敷まで向かう。津山の盆地を西進するが、院庄辺りまでは津山の街区といったところ。美作千代をすぎ、田畑が目立ってきたがまだまだ山中に入った漢字でもない。だが、坪井の手前辺りから一変して谷間に入っていく。

山間を進み、中国勝山。ここは少し大きな駅で、客もガラリと入れ替わる。時間帯のせいか、学生が多い。ていうか、完全に学生の帰宅ラッシュに巻き込まれてる。土曜日なのに・・・

また、蒜山高原へはここからアクセスすることになるようだ。

 

ラッシュからは数駅で開放されたが、車窓の変化の無さに睡魔が襲う。とにかく山、山、山。たまに川も見えるが。。。ローカル線なので山の中なのは仕方ないのだが、やっぱり川とか海が見える車窓のほうが好みなもので。

 

津山から2時間弱かかって新見に到着。ここからは既乗の伯備線で倉敷まで移動し、宿へ。

伯備線は2度めだが、正直車窓は姫新線よりもこちらのほうが楽しめる。

車両は昔ながらの115系だが、リニューアルで221系並の転クロに取り替えられている車両だったので、乗り心地もよい。

 

倉敷についたのは19:00すぎ。完全に日も落ちていたのでそのまま投宿しても良かったが、明日の朝に予定していた水島臨海鉄道に行ってみることに。

基本、乗りつぶしは明るいうちにしたいのだが、工場アクセス路線だしまあいいかと。

三菱自工前ゆきの列車はしばらく山陽本線と並行してから水島方面へ別れる。

球場前という駅があり、線路の直ぐ側に球場があるので、倉敷マスカットスタジアムかと思ったが、こっちではなかったようだ。(倉敷マスカットスタジアムの最寄りは、逆方向の中庄駅だった)

 

列車は至ってのんびり住宅街を抜けていく。私以外の乗客は終点手前の水島駅で下車。ま、当たり前か。土曜の夜にわざわざ工場にいかんよね。

三菱自工前に降り立つと、本当に工場以外に何もない。人気もないし、店も、街灯もない。

ただ折り返しの列車を待つのも暇なので、水島駅まで、線路沿いを歩いてみることにした。

思いの外距離があり、水島での乗車は間一髪となってしまった。

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