【アーカイブ】乗りつぶし日記 その50 ~四国一周・3日目~

2010年5月22日 旅3日目

この日の朝はホテルの朝食バイキングから。とは言っても、このホテルはあくまでもビジネスホテル。場所もホテル1階のコンビニに併設されているイートインコーナーなのであまり期待していなかったが、思いのほかちゃんとした朝食バイキングだった。
これが込みで1泊6000円ならかなりお得なホテルである。
宿を出て、土佐電鉄の桟橋線だけでも乗ってみることにした。
なんと、土佐電鉄もICカード化されていた。四国の民鉄はこの旅でことでん、伊予電鉄、土佐電鉄と乗ったが、全てICカード化されていた事になる。
防潮堤に囲まれた終点の桟橋通五丁目電停へ。ここから600mほど歩くと高知港となる。
近くの車庫をひと眺めして、再び桟橋線に乗り高知駅へ戻る。
高知観光はまたの機会におあずけ。

9:13発の南風8号で阿波池田まで向かう。平野部を東進し、後免で土佐くろしお鉄道の奈半利線が分岐していく。
引き続き平野部を走り、土佐山田。高知駅からの普通列車は多くがこの土佐山田止まりになっているようだ。
その土佐山田を出ると、進路は四国山地方面へ。うとうとしているうちに徳島県に突入し、大歩危へ。
絶好のビューポイントなのだが、高速で飛ばす特急の車内から写真を撮るポイントは厳しいモノがあった。
一応、撮るには撮ったが、もっといい景色のところもあった。
この大歩危辺りから、この日の旅は吉野川とともに下っていく。
大歩危・小歩危と続く渓谷の車窓を抜けると程なくして、阿波池田に到着。
阿波池田で剣山4号に乗り換えて徳島に向かうのだが、1時間ほど待ち合わせがあるので、売店によったり、ちょうど入線していたトロッコ列車を撮影。
1時間待ちとは言っても、剣山4号は早々に入線していたので、駅周辺を眺めて、写真をとったところで、車内で発車を待つことにした。
列車は年季の入ったキハ185の2連。これまで乗ってきた、JR四国のオリジナル車と比べると設備は数段見劣りしてしまう。
定刻に列車は発車し、程なくして佃駅へ。土讃線と徳島線の分岐駅はこの佃駅で、土讃線のほうが急カーブを描き分岐し、吉野川を渡っていった。
一方の徳島線の方は、吉野川の南岸を東に行く。
阿波加茂、貞光と小刻みに列車は止まっていく。徳島線内では比較的大きな部類の駅になる穴吹を過ぎて最初のトンネルがあったが、車窓はあまり変化はなく、吉野川の南岸をのんびりと小刻みに止まっていく。
徐々に徳島が近づくと、普通の郊外線の車窓になってきたところで、蔵本。そして、間もなく徳島である。
正直なところ、あまりハイライトのない路線であった。
徳島に着き、ちょうど腹も減ってきたので、中華そばの『いのたに』を目指す。この店も『ロケみつ』で出た店。言わずと知れた徳島の有名店で、壁一面に有名人のサインが並んでいる。
さて、肝心の徳島ラーメンだが、肉にもしっかり味が付いているが、スープは見た目ほど味は濃くなく、あっさり目。肉に味が付いている分、このぐらいがちょうど良い塩梅なんだろう。美味しくご当地ラーメンを頂いた。
腹も満たしたところで、少しばかり徳島観光。
ロープウェイで眉山に登る。天気が曇り気味で、紀伊山地や淡路島までははっきり望むことは出来なかったが、なかなかの眺望である。
眉山の上はちょっとした公園になっており、「徳島のラフカディオ・ハーン」とも称される、徳島を愛した異邦人・モラエスの展示館があったので見学してみた。
眉山を降り、徳島駅界隈で少し時間を潰して、16:33発の鳴門行きに乗る。キハ47の2連で多くの帰宅客を載せている。
池谷で高徳線と分岐するのだが、この池谷は駅舎を挟んでY字型に2面4線という構造になっている。
徳島側から見ると真正面に山がそびえ、高徳線は西へ、鳴門線は東へという線形になっている。
鳴門行きの列車は田園風景の中を進んでいき、そのまま終点の鳴門へ。

ここからは高速バスで京都に帰る。

鳴門駅から高速鳴門バス停までは少々距離があるが、歩けない距離ではないので、歩く時間を織り込んでいたが、ちょうどバスが来たので、それに乗って小鳴門橋のたもとまで移動。
橋の直下にバスセンターがあって、待合室のようになっている。そこからは『スロッピー』なる乗り物でバス停に登る。
そして、高速バスに乗り込み、今回の四国一周の旅は終了となる。
四国島内のJRを大分乗りつぶした今回の旅であったが、『ロケみつ』の『四国一周ブログ旅』の足跡をちょっとだけ追いかけた旅ともなった。
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