とはいっても、チェックアウト時間の都合もあるからギリギリまではホテルに居られないので、早々にホテルを出てホテル近くのサティをぶらぶら。そこにマクドが入っていたのでそこで朝マックにて朝食を取る。
予定は城下町・備中高梁で観光だが、天気がどうも微妙である。荒天なら観光はあきらめ、直帰しよう・・・
乗車予定の11:01の列車はまたもや115系のワンマンカー。大山の見えそうな左手に席を取った。私は備中高梁で降りる予定だが、列車は長躯、播州赤穂まで行くという。その気になれば、米子から京都まで乗り換え一回である。
米子を出ると、さっそく前方に大山が見えてくる。山頂のほうはまだ冠雪していて、結構いい眺め。
ちなみに中腹のスキー場は人工雪だとか。(「やんしゅう漁師村」の女将談)
伯耆溝口までは大山の眺めを堪能することができた。その後は日本海へと注ぐ日野川の流れに沿って南下していく。カヌーなんかをしたら楽しそうな、なかなかの急流である。・・・といっても、カヌー未経験者なので説得力ゼロだが。
12:14に生山駅到着。米子からはここまでの列車も多い。ここは鳥取県日南町といい、南国を思わせる地名だが、中国山地の真っ只中である。上石見~新郷間で、分水嶺と県境を越えたようだ。岡山ナンバーの車も見え始め、川の流れも南へ向かっている。これは高梁川か?
備中神代で芸備線が合流してくるが、ここで連絡などはなく目前ですれ違ってゆく。米子⇒芸備線方面のルートは乗りつぶしには選ばないほうがよさそうだ。。。
姫新線とのジャンクションである新見には12:56着。何かありそうならここで観光も考えていたが、ぱっと見、何もなさそうなので見送った。蒜山高原辺りに行くならここで降りたらよさそうだが。
こ こで米子で買っていた駅弁を広げ、車内でランチ。タイ・マス・サバ・カニの4種のねたが入った昆布巻き寿司である。なかなかの美味だった。ここでしばらく 列車は姫新線との待ち合わせで20分ほど停車。芸備線とは連絡しなかったが、姫新線方面とは連絡が計られているようだ。
しばらく列車は南下を続け、備中高梁には13:50着。天気は何とか持ちそうだ。
備中高梁では備中松山城と頼久寺を見学。
備中松山城はさすがに日本一の山城といわれているだけあって、道中もハード。中腹までは観光タクシーで行くことができるが、そこからは片道700mの登山道。甘く見てました。めちゃハードでした・・・
天守閣も必要最小限の設備で、まさしく戦いのためだけの城といった感じ。
ゆっくり時間をとれば、備中高梁には結構観光スポットがありそうな感じ。
備中高梁からは16:58の姫路行きで出発。ここからは伯備線も複線となる。
途中の総社で吉備線と井原鉄道の列車を見かける。井原鉄道とは次の清音で分岐となる。
ち なみにJRでは後から複線化した場合、上下線が大きく離れるケースが多い。伯備線も例にたがわず、清音を出ると上下線の間に井原鉄道を挟み込むような線形 が続いたかと思うと、私が乗っていた上り線はトンネルに突入したが、下り線と井原鉄道は併走して山すそへ。トンネルを抜けると井原鉄道は分岐した後だっ た。
察するに、もともとの線が井原鉄道と下り線で、井原鉄道を作ったときに上り線のトンネルを作ったんじゃなかろうか。
倉敷に着くと、水島臨海鉄道を目撃。岡山近辺も結構路線があって、乗りつぶし甲斐がありそう。
時間帯のせいもあってか、岡山からはかなりのラッシュぶり。私は備中高梁から座席をキープしていたのでよかったが・・・途中で乗客が減るでもなく、終点の姫路に近づいても一向に客が減らない。まさか、これが姫路からの新快速に全部流れるとは思えないのだが・・・
19:26に姫路に着くと、すぐに新快速に乗り換え。まさかとは思ったが大半の乗客が新快速に乗り換えた。しかも、すでに乗客が結構乗っていて、やっとの思いで座席をキープ。
姫路からの新快速はこの旅初の転換クロス。これまでのボックスシートとは違い、さすがに乗り心地がよい。利便性もさることながら、この辺のクオリティーもアーバンネットワークの優秀さを感じる。