2018年末に組み立てた参号機だったが、不意打ち的にフリーズしたり、ちょっと不安定なところがあった。
特に、iTunes含めて、多数のアプリを立ち上げて作業している最中に起きることが多かった。
画面は固まり、マウスもキーボードも一切反応せず、「ビーーーー」と嫌な音が鳴り続ける…といった具合。音が鳴るのは音楽かけてたからやと思うが、雰囲気としては、ファミコン遊んでたらケーブルひっかけて、バグった…みたいな感じ。
CoreTemp入れて、温度チェックはしてたつもりだが、作業に没頭していると大概CoreTempのことなんて忘れてるので、そういったときに限って起きる。
多分、熱暴走かな…とは思うのだが。
処理速度自体ももたつくシーンが結構目立つようになってきたので、思い切って肆号機を作ろうか、と思い立った次第。「肆」だとピンときにくいが、「四」の大字がこれ。壱、弍、参と大字で続けたので、いきなり「四」に戻るのもアレだし・・・
で、情報集めてたら、「Ryzen 5000」シリーズがかなりいいぞ、という触れ込みが多かったので、初のRyzen機を組んでみた。
ゲーマーでも、動画クリエイターでも、アニメーターでもないので、過剰な性能はいらないと思うが、スペックに余裕を持たせて、作業時のストレスを軽減したい、スペック不足で不安定になるリスクを軽減したい…というのが、肆号機のコンセプト。
というわけで、以下のような構成にしてみた。
参号機 | 肆号機 | |
---|---|---|
CPU | Core i5-9600K | Ryzen 5 5600X |
CPUクーラー | 虎徹 MarkII(空冷) | LIQMAX III ARGB ELC-LMT360-ARGB(簡易水冷) |
ケース | 旋風 SCY-CFS3-BK | Antec DF600 FLUX |
メモリ | Corsair DDR4 PC4-21300 8GB × 4 | G.skill DDR4 PC4-25600 16GB × 2 |
GPU | 玄人志向 GF-GTX1050-2GB/OC/SF | 玄人志向 RD-RX5500XT-E8GB |
マザーボード | ASRock Z390 Pro4 | ASRock X570 Steel Legend |
SSD | WD Black NVMe SSD (250GB) | CFD PG3VNF (1TB) |
HDD | TOSHIBA 2TB | WD Blue 6TB |
電源 | 玄人志向 KRPW-N600W/85+ | 玄人志向 KRPW-GK650W/90+ |
OS | Windows 10 Pro (DSP版) | Windows 10 Pro (パッケージ版) |
Core i5 から Ryzen 5 なんで、ミドルクラス→ミドルクラスに見えるが、「第10世代 Core i5」と「第4世代 Ryzen 5」は同レベルではなさそう。
値段的にも近いのは「第10世代 Core i7」の方だし、雑誌とかに出てるベンチマークでも、それに匹敵、もしくは上回るようなスコアが出てるようなので、実質的にも「第10世代 Core i7」の方がライバルになりそう。
それでいて、Core i5-9600KのTDP 95Wから、Ryzen 5 5600Xでは65Wと、世代が違うとはいえ、性能上がってTDP下がるってのはすごい。(Core i5-10600K なんて、125Wやし・・・)
この消費電力で簡易水冷は過剰なような気もするが、極力温度を上げたくないのと、簡易水冷がどれほどのもんか試してみたかったので。
あとは、せっかくCPUがPCIe4に対応しているので、GPUとSSDは対応しているものをチョイスし、メモリも上限のDDR4-3200をチョイス。マザーボードもそれらが載せられるように、X570のチップセット…といった具合である。
ただ、「Ryzen 5000」シリーズがとにかく流通してない。よっぽど売れてるのか、よっぽど供給状況が悪いのか…
年末くらいは40,000円行くか行かないかか位で出ていたが、ヨドバシで43,000円台で出ているのを見て注文したものの、納期が一向にわからずだったので、注文キャンセルし、結局はPC-IDEAで43,750円で手に入れることに。
ってか、ヨドバシさん。納期もわからんのに注文受けないでよ。
しかし、転売ヤーはホンマ、害悪でしかないね。適正範囲の価格で商売してる業者の邪魔して、楽天とかAmazonとかで、相場の倍以上の価格で売るとか。
ヨドバシみたいな大手量販店とか、パソコン工房みたいな大手パーツショップをもってしても、在庫の確保に苦労するとか、きっと転売ヤーのせい。
CPU以外は、見切り発車で先にパソコン工房で手配しておき、大体の設置イメージを先にシミュレーションして、14日にCPUが届いたので、その日のうちに組み立て着手。
ただ、昨日の時点では、電源は入ってファンは一通り回っているものの、BIOS画面すら起動せず、ポストステータスチェッカーで、CPUとDRAMのLED点灯状態。
結局、今日改めて組みなおしたが、原因はグリス塗りすぎと思われる。マジで焦った…シルバーグリスとか、導電性のやつだったら、CPUもマザーボードも終わってたかも…
…なんか、参号機の時も似たようなことやらかしたような記憶が…
自作PCはもう何台も組んできたので、ちょっと過信してたかな?
最小構成から、ちょっとずつチェックしながら組み上げていくのが大事だと痛感。
とはいえ、各種ケーブルの取り回しがあるから、マザーボードにCPU、メモリ、グラボあたりの最小構成でBIOS起動あたりまでチェックしたら、あとは一気に組み上げるしかなさそうではある。
しかし、ミドルタワーでATX規格のMBを組み合わせても、毎度のことながら、ケーブルの取り回しは苦労するね…
スペース自体には余裕があっても、端子が端のほうにあって、付けにくいってのはザラだし…
あと、アドレサブルLEDの端子の頼りないこと…PCを移動させたら、ちょっとした振動でケーブル抜けそう。抜けたところでLED光らないくらいの被害で済むならどってことないが…LEDパーツはお初なんで、その辺の具合がわからんし。
とりあえず、Windowsのインストールは終わったので、あとはアプリの追加、データの移行、といったあたりで本格投入出来そうだ。
しばらくは、参号機も電源を入れて、リモートデスクトップ経由で参号機も使いながらになるとは思うが。