2007年11月7日
今回も目的地は地下鉄・谷町四丁目である。前回は奈良経由のルートで大阪へ向かい、京阪電鉄で帰るというルートを取ったが、今回は趣向を変えてみた。
サラリーマン時代も大阪市内、特に都心部へ向かう場合は京阪を多用し、ミナミへ行く場合は近鉄で奈良経由、というのが定番だったため、今回取ったJR京都線(東海道線)経由はあまり利用しなかった。目的地が大阪駅周辺でもない限り。
近鉄大久保駅から前回は奈良方面への電車に乗ったが、今回は京都行きの電車に。平日の午前中でラッシュは過ぎているのだが、結構な乗車率である。
奈良方面と違い、京都方面の沿線は既に成熟した街となっているため、半年ぶりの乗車であっても、さしたる車窓の違いはない。 違いはないが、近鉄京都線の名物といえる風景は健在であり、その一つが宇治川にかかる『澱川(よどがわ)橋梁』である。この橋梁は深緑のアーチを描く『トラス式』と呼ばれる橋梁なのだが、1スパンのトラス橋としては日本最長だそうで、景観としてもなかなか壮観である。それなりの長さを持つ橋梁なら川の中に橋桁があるのが普通だが、近辺に旧日本軍の河川演習場があった関係で、川の中に橋桁を設置することができずに、現在のような形になったそうだ。
宇治市~京都市南部の住宅・工業地帯を通り抜け、20分弱で京都駅に到着。ここで、JRに乗り換える。 ここから大阪に向かう乗客の殆どはJR西日本の標榜する『アーバン・ネットワーク』の象徴である新快速列車に乗り込む。 この区間は特別料金不要の列車で速い順から、新快速・快速・普通電車となっていて、新快速が必ず快速・普通を追い越すダイヤになっているからである。なので、平日昼間の閑散時間帯であっても、京都駅から乗り込んで座れる確率は限りなく低い。 だから、私は急ぐ用でない限りは快速電車を利用する。これならほぼ確実に座れるからだ。
このJR京都線も久しぶりに乗ったのだが、一部で大きな景色の変化があった。西大路~向日町間、山崎~高槻間の2箇所で新駅の建設がされていたのである。 近隣の私鉄と比べ、JRは駅間が長いため、その空白区間を埋めるためなのだが、駅の設置に関わる費用も膨大なものとなる。こういった案件が、実行に移されるというのはJR西日本がそれだけシェアを取っていることの表れでもある。
そうこうしているうちに電車は大阪駅へと到着。ここで地下鉄に乗り換えて目的地の谷町四丁目へと向かう。
所用を終え、帰路につく。
今日はちょっと乗りつぶしのついでに寄り道をしてみることにした。以前から気になっていた、イオンの大日ショッピングセンターである。大日は大阪市営地下鉄・谷町線の終点であり、谷町四丁目からは乗り換え無しでいけるので、まあ一度くらいは行ってみようと思ったわけである。
ちなみに、大日駅は大阪モノレールとの接続駅。ここから京阪沿線に向かうこともできるし、伊丹空港方面にもいける。
ランチをまだ取っていなかったので、イオンの大日ショッピングセンター内の飲食店でランチを取った。無性にうどんが食べたかったので、讃岐うどんの店へ・・・
ここから、どうせなら伊丹方面を大回りして散策してから帰ろうとも思ったのだが、モノレールの運賃を見てビックリ。終点の大阪空港まで500円超!運賃を見てビックリしたので、逆方面のモノレールに乗り込み、1駅となりの門真市へ。ここは京阪電鉄との乗換駅である。
今回は、ここから大人しく普通のルートで家路に着いた・・・