【アーカイブ】乗りつぶし日記 その36 ~比叡山越え~

2008.08.09 ~比叡山越え~

京都市民となって、初の乗りつぶしに選んだのは、京阪石坂線比叡山
まずは、市バスに乗り四条烏丸へ向かう。

京都の市バスは路線も相当多く、数えたことは無いが、多分3桁は行っている筈。1~84番の通常系統(空き番あり)と100~102の観光系統、201~208の循環系統、さらに北・西・南の地区系統と相当な数がある。いわゆる「のりつぶし」の対象としても、なかなか手ごわそうなのが京都の市バスである。

四条烏丸からは、京阪京津線石山坂本線を乗りつぶすべく、地下鉄&京津フリー切符を買う。1000円で京都地下鉄と京阪京津線・石山坂本線が乗り放題と、結構お得な切符である。

ひとまず、四条烏丸御池と移動し、地下鉄東西線から京津線直通の列車で浜大津へ向かう。途中の御陵までが京都地下鉄東西線。先の浜大津までが京阪京津線となっていて、蝉丸の歌にもある逢坂の関を急カーブと勾配で越えて琵琶湖のほとりへと向かう。

1つの列車に乗りながら、地下鉄から郊外路線、さらには山岳線路面電車の車窓まで体感できるのは、日本でも唯一だろう。

浜大津でいったん下車し、駅前の複合施設・アーカスへ。ここには飲食店も多数入っているので、ここでランチを取る。ちなみに前日は琵琶湖花火大会。さぞかし 大変な人だかりだったことだろう。駅からのペデストリアンデッキを歩いていると、なんとなくその名残が見えるようだ。ついでに明日の10日は、宇治川花火大会。8月上旬の近畿は花火大会ラッシュである。

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チェーン店の阿里山で1000円のランチを頼んだが、なかなかよい。点心盛り合わせとマーボ豆腐にチャーハンに、汁物、サラダ、デザート。

ランチの後、石坂線へ。あとで比叡山に登るので、先に石山へ。石山方面は毎時8本と本数も多く、宅地化も進んでいて乗客も多い。
石山紫式部ゆかりの石山寺でも有名だが、石山寺の駅前から広がる瀬田川の風景もよいし、その瀬田川ではカヌーの練習風景もよくみられる。

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石山寺は一度行ったので、今日はスルー。歩くにもちょっとばかり遠いし。
1つ駅を引き返し、唐橋前で下車。涼しければ歩いて戻る距離だが・・・が、行ってみた瀬田の唐橋。残念ながらただの橋。唐橋前からは坂本行きにのって、比叡山へ上る。

さて、石坂線毎時8本とはいえ、その区間は石山寺~近江神宮の区間で、近江神宮から先の坂本までは15分ごととなる。
石坂線も、浜大津から三井寺の間に少々路面区間がある。そこを越えて、近江神宮には車庫があり、旧車やペイント車が並んでいる。ここから先は本数が減少。少し住宅の密度も低くなった気もするし、駅間も長い気がする。

坂本へつき、ケーブル乗り場まで、1km弱を歩く。バスもあるのだが、本数が少ないため、結局歩くことにした。木陰に入ると涼しいが、さすがに歩くとずいぶん汗をかく。

しかし、ケーブルの駅でキンキンに冷えたおしぼりのサービスがあり、ほっと一息。山間のケーブルに乗るとずいぶん涼しくはなった。

ケーブルを降り、延暦寺に参拝。夏場はライトアップがあるらしい。さすがに山中だけあって、涼しくて快適。
何も知らずに“文殊堂”に靴を持ったまま入る・・・と、中は急角度のはしごで上に上るつくり。どうりでみんな靴を置いて上っているわけだ・・・

国宝の根本中堂へ。信心の薄い私ではあるが、えもいわれぬスケールの大きさに圧倒される。

参拝後は山内のシャトルバス⇒ロープウェイ⇒ケーブルカーとテンポ良く乗り継ぎ、八瀬へと下る。苦手なロープウェイは狭くて蒸し風呂状態だったが、山の中腹は相当涼しい。

ケーブルを降りて、バスを待つ。山は下りてきたが、山間で川沿いでもあるので、ずいぶんと涼しい。都合、比叡山の東西を横断する形になったが、坂本側のケーブルは長さ日本一。さすがの比叡山日本一尽くしである。

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