【アーカイブ】乗りつぶし日記 その1

2007年からつけている鉄道乗りつぶしの記録だが、きっかけは「鉄道の旅手帖 乗った路線をぬりつぶしてつくる自分だけの旅の記録」という、乗った記録を塗りつぶしていけるもの。『乗りつぶしオンライン』さんも併用していて、そちらはそちらで便利なんだが、自分の手で塗りつぶして行くっていう、アナログの良さも捨てきれないんで、併用している次第。

鉄道の旅手帖 乗った路線をぬりつぶしてつくる自分だけの旅の記録


2007年10月24日

目的地は大阪府庁近くの地下鉄・谷町四丁目である。私の住む宇治市というのは、大阪に出て行くにはいささか鉄道の便が悪い。どこかしらで乗り換えないと大阪方面に出られないからである。 逆に乗りつぶしということを考えれば、様々なルートがあるのだが。

今回は手帳スタートということで、いたってノーマルなルートでスタート。まずは近鉄大久保駅へと向かい、奈良方面の電車に乗り込む。

自宅の最寄駅だけあって以前と変わらぬ風景が広がっているだけなのだが、構内アナウンスの音声が変わっているのに気が付く。ベッドタウンの駅だけあって、利用者の大半は通勤通学客。そういった乗客を飽きさせない工夫、というのは考えすぎだろうか。

駅のアナウンスに限らず、半年乗っていないと、あちこち風景も変わるものである。まあ、それだけ開発の余地のある沿線という見方もできるのだが。

 

奈良方面の電車からは、大和西大寺駅で大阪・難波方面の電車に乗り換える。

この西大寺という駅は京都・奈良・大阪・橿原と四方へ向かう電車のジャンクションとなっているのだが、京都方面から大阪方面へ向かう場合(その逆も)は、異なるホームでの乗換えを余儀なくされるので、若干の不便さを感じる。

現在の都市規模を考えると大都市の京都・大阪を結ぶルートを重視してもよさそうなものだが、そもそもの近鉄の路線建設のルーツが大阪~奈良間にあり、都市間輸送というよりも、大阪からの寺社参詣客の輸送が主目的であった。そのため奈良からの分岐ルートも京都方面より橿原方面が先にレールがつながっている。そのため、現在のような形態となっているのだろう。

もっとも、現在でも近鉄を京阪間の都市間輸送ルートとして考える需要は少ないのだが・・・

そうこうしているうちに電車は上本町駅へと到着。ここで地下鉄に乗り換えて目的地の谷町四丁目へと向かう。

 

所用を終え、帰路につく。

同じルートで帰っても良いのだが、大阪からのルートがたくさんあるのが、我がホームタウンの短所であり長所。あえて別ルートで変えることにした。

谷町四丁目からは、歩きで京阪の天満橋駅まで向かう。地下鉄も通っているのだが乗るほどの距離でもないので。

そこから一旦京阪本線のターミナル・淀屋橋へと引き返す。確実に着席したいのが一つの目的だが、もう一つは昼食を取るため。

天満橋もオフィス街だし大規模な商業施設もあって食事には困らないのだが、淀屋橋にはサラリーマン時代からのお気に入りの店があるので、あえて引き返すことに。

 

腹を満たして、京阪電車特急に乗り込む。京阪電車特急は昼間時10分毎の運転で、大半は8両中1両が2階建て。首都圏で言えば、東海道線宇都宮線2階建てグリーン車レベルの車両である。しかしこちらは特別料金不要。当然ながら利用率も高く、2階席は真っ先に埋まってゆき、この日は2階席には座れなかった。まあ、2階建て車両以外も首都圏のグリーン車レベルの座席なので不満はない。

ってか、京阪間ではいたって普通の車両なので、これが当たり前と思っていたのだが、首都圏に出張でいって、あまりの座席のショボさに愕然としたものである。

そんなことを思い出しているうちに、乗換駅の中書島に到着。そこから京阪宇治へと向かう。

宇治といえば、お茶・観光のイメージが強いと思われるが、その玄関口が京阪宇治駅である。

 

京阪宇治から我が家へはバスで帰る。 結局行き帰り全くの別ルート。こんなことができる我がホームタウン、便利なのやら不便なのやら。

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